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日本人横綱が誕生しない本当の理由

 

昨今の日本相撲界において横綱はほぼモンゴル人に独占されている状態である。

 

日本人で最近、横綱のポジションまで上りつめたのは、第72代横綱である稀勢の里関です。2017年1月場所で優勝し、1月23日に開かれた横審委員会において全会一致で横綱に推挙。1月25日に横綱昇進が決定しました。

 

yasu
稀勢の里関が横綱になるまで、本当に長期間、日本人横綱は誕生しませんでしたね。

ただ、稀勢の里関の横綱昇進には”早すぎるのでは?”など異論も多かったです。

 

今回は、強い日本人横綱がなぜ何年も誕生しないのか。その理由について各記事などをまとめましたので最後までお付き合い下さい。

 

 

 稀勢の里関の直前の日本人横綱は誰?

 

yasu
これは、相撲ファンなら御存知かと思います。

 

  

画像引用元:goo ニュース

 

そうです、若貴兄弟の兄の第66代横綱である若乃花関です。写真左です。若乃花関は、1998年5月場所後に横綱に昇進しました。

さらにその一つ前の横綱は、若貴兄弟の弟である、第65代横綱である貴乃花関です。写真右です。 ”2場所連続全勝優勝”したのを評価され、1994年10月場所後に横綱に昇進しました。

 

yasu
 貴乃花関が2003年に引退。その後、約14年間も日本人横綱は不在だったことになります。

 

 モンゴル人力士が来日するようになったきっかけは?

 

yasu
昨今は、本当にモンゴル人力士が横綱だけでなく三役を牛耳っていますね。

 

モンゴル人力士といえば、わたしの世代だと旭鷲山(きょくしゅうざん)関が思い浮かびます。

 

画像引用元:スポニチ公式サイト

 

旭鷲山関はモンゴルのウランバートル出身、最高位は小結でした。身長182cm、体重146kg。史上初のモンゴル出身関取です。

1991年に元大関の旭國がモンゴルで行った新弟子公募に応募。

170人の応募者の中から旭天鵬、旭天山らととも選ばれ初のモンゴル出身力士として来日しました。

 

yasu
これが、モンゴル人力士が日本の土俵に参入するきっかけになりました。

 

その後、朝青龍や白鵬、日馬富士や鶴竜など、のちに横綱になる力士がぞくぞくと来日し結果を残しました。

 

 日本人力士が勝てない4つの理由?

 

yasu
これは、体型の問題ではありません。実際にモンゴル人力士の体型と主要な日本人力士の体型をまとめます。

 

 

身長 体重
モンゴル人力士
白鵬 192cm  158kg
朝青龍 184cm 148kg
日馬富士 185cm 137kg
鶴竜 186cm 152kg
日本人力士
稀勢の里 188cm 178kg
朝乃山 187cm 174kg
琴奨菊 180cm 178kg

 

いわゆる横綱・大関クラスの日本人力士をみても、身長・体重ともにさほどモンゴル人横綱と体格差がないことがわかります。

 

yasu
では、なぜ日本人力士は優勝できないのでしょうか?

 

その理由として、なんと”イギリスの”The Economist”が特集を組んでいます。

 

記事link →     Why the Japanese are no longer on top in sumo wrestling

 

理由 その① 相撲部屋に弟子入りする人の数が、年々減少。
理由 その② 日本人は生活が豊かになっている。ハングリー精神のある若者が地方から出てきて、相撲界での成功を夢見る。そういう時代ではなくなった。
理由 その③ 部屋住み、ちゃんこ当番、付き人制度など、古い体質が若者を遠ざけている。2007年の時津風部屋弟子暴行死事件。2010年の違法賭博事件など。
理由 その④ 日本相撲協会は保守的で、今に至るまで変わることを拒んでいる。

 

理由その①について。確かに、日本の若者の弟子入り数は年々減少しています。

 

身長・体重の基準は昔に比べるとかなり緩和。身長167cm以上、体重67kg以上となっています。にも関わらず新弟子検査を受ける人数は減少しているのです。

ちなみに、2012年3月場所までは身長173cm以上、体重75kg以上という基準でした。

 

元小結の舞の海関は、1990年に1度新弟子検査を受けるも、当時の173cm以上という身長基準を満たしておらず、身長が3~4cmばかり足りず落ちてしまいます。そして、頭頂部に手術でシリコンを入れて新弟子検査を受け合格しました。それくらい相撲の世界に魅力があった証拠だと思います。

画像引用元:sankei.com

ここ数年でいうと、日本相撲協会は2018年6月27日、名古屋場所での入門志願者がいないため7月2日予定の新弟子検査を取りやめると発表。希望者がゼロでした。

 

理由その②について。日本人は豊かでハングリー精神がない。これはモンゴル人と違い、日本人力士は相撲の道が絶たれても、日本というセーフティネットが確立されている先進国ですから一定の普通の暮らしができます。相撲にかける思いは絶対に違うと思います。

 

理由その③について。これが若者を相撲界から遠ざけている一番の理由ではないでしょうか。今のパワハラやセクハラなど、あらゆるハラスメントが社会を騒がせている時代に、部屋住みで付き人制度、ちゃんこ当番。これは今の若者の価値観とかなりミスマッチしていると思います。

 

理由その④について。日本相撲協会の保守的な体質。これは、貴闘力関のyoutubeを観れば、なんとなく雰囲気が予想できます。

 

 

 

yasu
相撲協会というのは、非常に保守的(今ある現状を維持しようとする人の姿勢)だなと感じますね。

 

 今後の相撲協会に期待すること。

 

①保守的体制からの脱却。

 

これは、一般の会社でもいえるのですが、外部からの意見や情報を積極的に受け入れていくことですね。

保守的環境で育った力士が引退し、親方になり、理事会のメンバーを構成する。この体制に限界があるのではないでしょうか。

病院でいうと、院長は医者がなります。彼らは役員になり病院経営にも中心的に介入します。経営の素人にも関わらず経営を担うのです。なので日本全国で病院は不採算となりバタバタ債務超過で閉院します。

相撲協会も経営に関しては、経営の専門家にまかすのがスジではないかと思います。

 

②部屋住みや付き人などの古くからの習慣を廃止する。

 

そもそも、寝泊りを部屋でする必要はないと思います。朝早くに部屋へ出向き、夜は食事後に帰宅する。これではダメなんでしょうか。きっと、若者は相撲の世界へ入りやすくなると思います。

 

③日本人の若者で、体格に恵まれ、あらゆるスポーツで結果を残している選手を発掘しスカウトする。高待遇で迎える。

 

例えば、身長190cm近くあって、陸上競技や水泳、ラグビー、レスリングなどで一流の結果を残している選手がいるとします。

そういう選手を契約金数千万とかでスカウトする体制は難しいのかなと思います。現在、サッカー、バスケ、野球などあらゆるスポーツの契約金は昔より上がっています。相撲は、新弟子検査を受けて部屋入り。これはなんとなく虚しく感じます。

 

日本人選手が東京オリンピックで金メダルを量産しているのをみて、日本相撲でモンゴル人に一方的に負けることに違和感を覚えました。

 

yasu
おそらく、相撲界には、日本を代表する選手が集まっていないのでは。と感じました。

相撲は日本の国技(厳密には国技ではないようですが)といわれる、日本を代表する競技です。

 

yasu
若貴兄弟の時のように、日本人横綱 vs 外国人横綱の対決で、国内が熱狂する。そんな時代の再到来を期待しています。

 

 

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